帯広第一病院

内視鏡センターのご案内


内視鏡的胃瘻造設術(PEG)

 

内視鏡を胃内に挿入して、空気を胃内にため込んで胃壁と腹壁を密着させておいて、腹の上から胃内へ針を刺します。その後針の中にガイドワイアを通して口から出しておき、ガイドワイアにチューブをつなげて腹壁から引っ張ると胃の中にチューブを置くことができます。



 以前は全身麻酔をかけて外科的に胃を一部切ってチューブを挿入しておりましたが、全身状態が悪い患者様には使用できませんでした。内視鏡的に施行する場合にはスコープを挿入した上で局所麻酔でチューブを入れられるので、体力が落ちた全身状態が悪い方にも胃瘻増設を行うことができるようになりました。

 口腔内細菌が胃瘻の瘻孔部につくことで、瘻孔部の感染をきたす頻度が高くなることが報告され、なるべく口腔内細菌が瘻孔に接触しないような方法を使って挿入しています。具体的にはオーバーチューブというチューブの中に胃瘻チューブが装着されていて、食道のある程度奥で解放して、胃瘻チューブを口腔内に接触させずに胃瘻を作るオーバーチューブ法、および腹壁を船田式穿刺針で穿刺し、ナイロン糸で腹壁を縛って固定した後、針を穿刺し、ガイドワイア越しに瘻孔を拡張してチューブを入れる方式(セルジンガー式)の2種類の胃瘻を入れています。

 また、胃瘻の栄養が腸に落ちて行かなくなるほど腸運動が低下した場合には、内視鏡を使って、胃瘻から十二指腸瘻を作成することも可能です。

 胃瘻は定期的なチューブの交換が必要となりますが、交換に関しても適宜受け付けております。