令和5年度 帯広第一病院 病院情報の公表

令和5年度 帯広第一病院 病院情報の公表

病院指標

医療の質指標

年齢階級別退院患者数
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 0 14 41 64 112 210 318 562 584 285
解説
当院では様々な疾患を診ており、幅広い年齢層の患者さんが入院しております。年齢層が高くなっているが、在宅療養支援病院であること、また地域の医療機関から療養・リハビリ目的の紹介をいただいていることなどが挙げられます。患者さんの年齢層は高く、70代以上が全体の約65%を占めております
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科(総合診療科)

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 43 32.74 20.6 13.95 84.16
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 43 25.12 13.52 11.63 80.72
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 25 27.28 17.38 12.00 84.00
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 – 1あり 20 28.15 13.99 0.00 67.85
0400801499×012 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 重症度等A-DROP スコア2 14 26.5 18.22 14.29 87.07
解説
内科(総合診療科)では誤嚥性肺炎が最も多く次に尿路感染症が多くなっております。平均在院日数も全国平均より長くなっております。要因は医療ケア関連(介護施設等に入所している方)の患者さんが多く、併発症の治療に時間を要するためと思われます。

消化器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 195 3.04 2.61 0.51 69.96 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 98 8.97 8.75 3.06 74.99
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 41 7.32 7.61 0.00 75.9
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 33 6.24 7.58 0.00 57.45
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2なし 30 10.57 10.92 3.33 72.93
解説
令和5年度の消化器内科の入院では小腸大腸の良性疾患が最も多く、ついで、胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等が多くなっています。
当院では内視鏡治療がメインとなっております。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 94 6.21 4.55 0.00 72.89 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 83 7.88 6.87 1.20 67.05 患者用パス
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 53 6.45 5.98 1.89 61.58
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 28 8.00 9.68 0.00 55.82
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 27 8.81 8.95 0.00 73.56
解説
外科では鼠径ヘルニアでの治療が最も多く、次いで、胆のう疾患、胆嚢炎等の治療が多くなっております。また、消化器癌に対する治療手術も行っておいります。
消化器内科での検査後、治療方針を決定し手術を施行しています。

腎臓内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 7 18.71 11.49 0.00 73.14
10006xxxxxx0xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 1 83 8.51 0.00 57
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 – 1あり 1 43 13.81 0.00 78
解説
腎臓内科では、主にADL(日常生活動作)不良の患者の維持透析を行っており、通常入院は慢性期病棟で受け入れています。
急性期病棟に入院するのは何らかの合併症により転棟したもので、各疾患1から2名程度ですが場合によって入院が長期化します。

緩和ケア科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx97x0xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 2 38.5 14.36 0.00 64
06007xxx97x0xx 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 1 15 11.65 0.00 65
06007xxx9900xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 1 23 11.07 0.00 73
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 1 50 13.59 0.00 90
060020xx9900xx 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 1 26 11.02 0.00 67
解説
処置目的に急性期病棟へ転棟した症例です。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
010060×2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 – 4あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 12 27.25 15.7 8.33 72.25
010060×2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 – 2あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 5 25.2 15.57 0.00 79.4
010060×2990421 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 – 4あり 定義副傷病2あり 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 4 60.25 29.26 25.00 78.75
010060×2990220 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 – 2あり 定義副傷病2あり 重症度等発症前Rankin Scale 3、4又は5 3 53.33 30.29 0.00 83.0
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 3 23.67 9.88 0.00 87.33
解説
脳神経外科では脳梗塞で入院される患者さんが多くを占めております。
投薬による保存的治療を主として行っているため、在院日数が全国平均より長くなっております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 33 3 8 8 34 5 1 7,8
大腸癌 32 28 26 13 48 8 1 6,7,8
乳癌 2 1 1 7
肺癌 1 2 1 7,8
肝癌 2 2 3 2 1 6,7,8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
解説
令和5年度の部位別の初発5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数になります。
胃癌・大腸癌のうちstageⅠのものはESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)による手術が含まれております、手術不可能な末期癌については抗癌剤治療を行っております。安全で安楽な治療を提供できるように心掛けております。
定義
がん病期分類はDPC様式1データのTNM分類から出力しております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 4 9 58.5
中等症 34 21.35 81.88
重症 12 19.5 82.33
超重症 7 21.86 85.71
不明
解説
当院での市中肺炎は、中等症と重症が多く占めています。年齢構成により在院日数が長期化する傾向にあります。また、肺炎患者さんの多くが高齢者のため治療後、併発症にて入院期間が長期化していると考えられます
脳梗塞の患者数等
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 44 43.11 80.09 9.09
その他 4 78.75 78.5 0.00
解説
令和5年度、脳梗塞の病型別の患者数を集計いたしました。
全国平均より平均在院日数が長期化していますが、当院では保存的加療が多くを占めているためと推察します。
定義
最も医療資源を投入した傷病名の脳梗塞ICD10コードの上3桁で集計しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科(総合診療科)

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) 6 37.67 67.67 50.00 68.0 患者用パス
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 6 20.5 52.83 50.00 75.67
K654 内視鏡的消化管止血術 4 11.75 45 50.00 86.25
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 2 21.5 14.5 50.00 82.0
解説
内科(総合診療科)で行う手術は、中心静脈注射用埋込術、胃瘻造設などの手術が多くなっております。

消化器科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 188 0.97 1.33 0.00 70.1 患者用パス
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 71 1.06 10.24 4.23 74.87
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 61 0.64 12.16 6.56 77.18
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 39 1 5.38 0.00 77.08
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 38 1.16 5.63 2.63 67.29
解説
内視鏡的大腸ポリープ切除術、胆管結石砕石目的の内視鏡的乳頭切開術、大腸腫瘍(良、悪性含む)に対する内視鏡的大腸粘膜切除術(EMR)が上位を占めております。当院においては内視鏡手術が多数を占めているのが特徴となります。

外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 143 1.34 5.57 1.40 65.5 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 66 1.33 3.85 0.00 71.82 患者用パス
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 29 3.9 15.31 3.45 70.66 患者用パス
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 28 1.18 4.11 0.00 75.43
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの 27 0.78 5.7 0.00 55.96
解説
外科では腹腔鏡下胆嚢摘出術が最多となっています。全体的に腹腔鏡を用いた手術が多いのが特徴です。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 3 21.33 41 33.33 87.33
解説
脳神経外科では、脳外科医師が1名のため症例数が少なくなっております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.53
異なる
180010 敗血症 同一 1 0.46
異なる 4 0.59
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 4 1.03
異なる 4 0.56
解説
令和5年度、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症(主病名)で算定した患者数を集計致しました。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
307 236 76.87%
血液培養2セット実施率
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
277 264 95.31%
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
271 148 54.61%

更新履歴

2024/9/26
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