一般市民の方々へ

 新型コロナワクチン接種について現時点での当院の見解をお伝えさせていただきます。

 連日、ホームページで公開し、報道で伝わっておりますように、帯広第一病院の入院患者様および職員に新型コロナウイルス感染者が多数発生している状況です。

 患者様またご家族様はもちろんのこと多方面にご迷惑をおかけし、まことに申し訳ございません。現在、感染状況の収束にむけて、保健所の指導の下で、職員一丸となって、感染患者の治療にあたっており、また、感染対策を行っているところです。今しばらく状況を見守っていただければ幸いに存じます。

 このような状況の中で、当院に通院中の患者様から、職員から感染者がでているが、ワクチン接種はしていたのか? 効果はどうなのか? ワクチン以外に気を付けることはあるのか? との質問とそういったデータを公表すべきではないか、とのご意見をいただきました。

 当院の感染状況はいまだ収束しておらず、詳細な分析等はその後でなければ、公表できません。しかし、既に一般高齢者のワクチン接種が始まったところであり、可能な範囲で当院職員の現状を皆さんにお知らせすることが責務と考えました。

 当院職員は約400名ですが、そのうち9割の職員が新型コロナウイルスワクチンを2回接種しておりました。約1割の職員が何らかの理由により、1回の接種もしくは未接種でした。接種しなかった理由については、さまざまでありここでは公表を差し控えさせていただきます。そして、職員の感染者の中にはワクチン接種が済んでいた者もワクチン接種していなかった者もおりますが現時点では接種していなかった者の人数が多い状況です。このことを踏まえて、病院としての見解を述べます。

  1. 約1割しかいない1回もしくは未接種の職員のほうが、コロナウイルス感染者は多い。このことから推測すると、ワクチン接種はコロナウイルス感染の予防に役立つと考えられる。
  2. ワクチン接種をしていても、コロナウイルス感染を起こすことがあるので、通常の感染対策(マスクの着用、手洗い、三密を避ける)も重要である。

 持病のある方はコロナウイルス感染を起こした場合、重症化しやすいとも言われています。以上のことから、多くの人に対してワクチン接種は有用と考えますが、持病やアレルギーのある方については、慎重な判断が必要な場合があります。ご自身がワクチン接種をうけるべきかどうかは、かかりつけ医に相談の上、ご判断いただければと思います。

 また、ワクチン接種後の副反応については、当院のホームページにYouTube上で公開しておりますのでご参照ください。

 この文章が皆様に対してワクチン接種希望の有無を判断する一助になれば、幸いです。

帯広第一病院 院長 山並秀章