当院での治療において、院内製剤の使用や医薬品の適応外使用が必要となる場合、通常は医療者が文書や口頭で説明し患者さんの同意を得ますが、科学的根拠があり、倫理的な問題が極めて少なく、患者さんに有益であると考えられる場合は、対象となる患者さんの同意をいただくことに代えて、情報公開(オプトアウト)することにより投薬を実施する場合がございます。
なお、このことについて拒否される場合やご質問がある場合は、遠慮なく主治医にご相談ください。
同意されない場合であっても、患者さんの日常診療に不利益はございませんのでご安心ください。
*適応外使用:薬事承認されていない効能・効果、あるいは用法・用量で使用すること
*院内製剤:保険医薬品ではないが医療上必要な場合に、各学会の指標などに従って薬剤師が調整する製剤
どちらも、使用の必要性や有効性・安全性等で問題がないかを病院内の会議で審議し、承認したうえで使用いたします。
院内製剤 一覧
| 製剤名称 | 治療の目的 |
|---|---|
| フェノールグリセリン注10% | くも膜下フェノールブロック |
| リドカイン軟膏10% | 帯状疱疹後神経痛 |
| 麻酔科用カプサイシン軟膏0.075% | 帯状疱疹後神経痛 |
| クエチアピン坐剤 | がんの終末期せん妄 |
| チラーヂンS坐剤 | 経口投与不可患者への甲状腺ホルモン補充 |
| フラジール軟膏1% | 癌性悪臭の改善 |
| 酢酸液1.5% | 早期胃がんの鑑別目的 |
| 内視鏡ルゴール液1% | 消化管内視鏡検査 |
| 滅菌ピオクタニンブルー液1% | MRSAの除菌、術野のマーキング 内視鏡での腫瘍の判別 |
| AGオーラル | 口腔内清拭・含嗽 |
| AK含嗽液 | 癌化学療法により惹起される口腔粘膜炎の治療 舌癌・上顎癌術後・放射線照射後などの口腔内のねばりや痛みの緩和 |
| 清拭用止痒水 | 透析・肝炎・黄疸患者の止痒 |
適応外薬 一覧
| 医薬品名 | 適応外使用目的 |
|---|---|
| クエチアピン | せん妄に対する治療・予防 |
| ハロペリドール注(セレネース注) | せん妄に対する使用 |
| アタラックスP注 | 不眠に対する使用 |
| リスペリドン | せん妄に対する使用 |
| ペロスピロン | せん妄治療・予防・不眠に使用 |
| トラゾドン | せん妄に対する使用 |
| ガバペンチン(ガバペン) | 神経障害性疼痛 |
| デュロキセチン | 神経障害性疼痛 |
| リボトリール | レストレスレッグス症候群 |
| ミダゾラム注 | 内視鏡開始時の鎮静、てんかんの重積状態 |
| ブロナンセリン貼付剤 | せん妄に対する治療 |
帯広第一病院
