施設長挨拶

施設長挨拶

施設長

 介護老人保健施設「とかち」は、介護を必要とする地域の高齢者やご家族から親しんでいただけるリハビリテーション施設を目指し、公益財団法人北海道医療団の中核施設の一つとして平成8年に開設されました。介護老人保健施設は「リハビリテーション施設」、「総合ケアサービス施設」、「在宅復帰施設」、「在宅ケア支援施設」、「地域に開かれた施設」の5つの役割と機能を担う保健・医療・介護福祉の総合施設として、令和2年現在、全国で4078施設、道内で188施設(全国老人保健施設協会)が整備されています。

 当施設は高齢期のご利用者がいつまでも元気で楽しく矍鑠(かくしゃく)と暮らしていただけるよう「身体のリハビリ」だけでなく、「脳と心のリハビリ」にも積極的に取り組んで行きたいと考えています。そして、このような「寝たきりの予防」や「認知症の予防」ばかりではなく、認知症の状態になられたご利用者に対しても「障害と個性に応じた適切な介護の展開」と「安心・安全・安定・安住のある生活環境の提供」を「老健とかち」の認知症高齢者の介護目標に掲げて「症状の緩和」と「進行予防」を図っていきたいと考えています。

 一方、施設のご利用に際しては、ご利用者やご家族に十分納得して頂ける施設サービス計画(ケアプラン)、個別リハビリ計画、栄養ケアプランなどを作成するなど、ご利用者の心身の状況やご希望に応じた適切な介護保険サービスを提供させて頂く体制を充実してきました。また、様々な行事を通じて地域の皆様との交流も定着し、地域全体から親しまれる「老健とかち」として、これからも着実に歩み続けていきたいと願っています。

 当地域のみならず社会全体の高齢化は2025年にピークを迎えると言われていますが、介護者不足など限られたインフラの中で介護福祉の質と量を維持、向上していくためには様々な工夫や努力が求められています。そうした中で、地域の皆様からのご意見やご要望、ご提案を真摯に受け止めながら、地域全体の高齢者の皆様が「身体的」にも「精神的」にも「社会的」にも「真の健康長寿」を全うされる地域づくりに寄与していきたいと、職員一同、心から願っています。

介護老人保健施設とかち
施設長 淵上 哲

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