回復期リハビリテーション病棟

  • HOME »
  • 回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟

当院の回復期リハビリテーション病棟は平成14年2月に開設いたしました。
回復期リハビリテーション病棟とは、患者様一人一人に合わせたリハビリテーション計画を医師・リハビリスタッフ・看護スタッフ・医療相談員等が共同で作成し、その計画に基づいて患者様の日常生活動作(ADL)能力の向上を目的とする高度なリハビリテーションアプローチを集中的に行う病棟です。

関係スタッフ全員で、患者様の入院生活と
復帰に向けてサポートします!

リハビリ内容

理学療法
座る、立つ、歩くなどの日常生活に必要な基本動作の獲得の為、一人一人に合わせた運動療法などを行い、能力の改善を図ります。

作業療法
日常生活に必要な動作を想定して、様々な作業を行いながら、トイレ動作や更衣・家事動作など、より実用的な動作能力の改善を図ります。

言語聴覚療法
言葉や食べる事への障害に対し、集中的な訓練プログラムに基づいて言葉や食べる機能を改善させ、社会に適応する実用的な能力を獲得することを目的に訓練を行います。

回復期リハビリテーション病棟の1日の流れ

入院対象の疾患および入院可能な期間

当院は、帯広厚生病院・帯広協会病院・帯広第一病院と地域連携クリティカルパス(以下 連携パス)を活用して、医療連携体制を構築しています。

地域連携クリティカルパス(連携パス)とは・・・

急性期病院での手術・治療と、回復期リハビリ病院でのリハビリテーションを含めた切れ目のない治療をスムーズに進める為、その患者様に携わる全ての医療機関が共有して用いる「共同診療計画書」です。
その計画書には病院ごとの役割分担・診療内容・達成目標が明示されており、医師・看護スタッフ・リハビリスタッフ・医療相談員などの多職種が事前に状態を把握している為、転院早々からリハビリを開始できるというメリットがあります。
違う医療機関同士が垣根を越えて情報を共有しますので、患者様には安心して医療を受けていただけます。

  • 当院と連携している病院では、定期的に会議を開催しております。

当院との連携パス該当疾患

  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)
    〈脳血管疾患〉
  • 大腿骨筋位部骨折

回復期リハビリテーション病棟は、入院できる期間に日数制限があります。

疾患名 入院できる期間
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経損傷等の発症又は術後、義肢装着訓練を要する状態 150日以内
高次脳機能障害を伴う重症脳血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 180日以内
大腿骨・骨盤・脊椎・股関節又は二肢以上の骨折又は術後 90日以内
外科手術または~肺炎等の治療時の安静による廃用症候群
大腿骨・骨盤・脊椎・股関節の神経・筋・靭帯損傷後 60日以内
※これらの方以外は、原則回復期リハビリテーション病棟には入院できません。

入院から退院までの流れ

※適切な退院先への支援をいたします。

入院を検討中または希望される方へ

① まずは、現在入院中の医療機関(地域医療連携室)へ御相談下さい。

 

② その後地域医療連携室より、当院へ入院相談が入ります。

 

③ 医師・看護師・医療相談員で入院検討を行います。

 

④ 入院となりました際は、医療相談員より紹介元の医療機関へご連絡いたします。

 

 

お問い合わせ・ご連絡先

0155-37-3330(代表)
〈帯広西病院 地域医療連携室〉
AM9:00~PM4:00

回復期リハビリテーション看護師のご挨拶

 令和5年1月1日、回復期リハビリテーション看護師の認定を受けた高橋 徹です。回復期リハビリテーション病棟では、命の危険を脱するための急性期の治療を終え、自宅や社会に戻ってからの生活を少しでも元に近い状態に近づけるためのリハビリテーションを専門に行っています。骨折や脳血管疾患などの様々な疾患により食事や歩行等の移動動作が障害された患者様や御家族の希望に寄り添い、望まれる状態に改善出来る様に日々取り組んでいます。

 回復期リハビリテーション看護師は、回復期リハビリテーションサービスの対象者及びその家族に対する質の高い看護の提供、回復期リハビリテーション病棟における個人、集団、組織に対する質の高い看護の提供、回復期リハビリテーション病棟における多職種との協働とチームアプローチの実践を行うことが役割です。

 特に回復期は多職種との連携が重要で、リハビリテーションスタッフ等の院内のスタッフだけではなく、ケアマネージャーや訪問看護師といった退院後の生活を支援するスタッフとの連携も重要です。現在コロナ禍であり多職種との連携が非常に困難な状況ではありますが、そのなかで出来ることを模索しながら取り組んでいきたいと思います。

 何より患者様の食事を食べられるようになりたい、自宅に帰りたいといった目標を達成することが患者・家族の満足度につながると思いますので、自分自身の原点として持ちながら活動していきたいと思います。

PAGETOP
Copyright 公益財団法人 北海道医療団 All Rights Reserved.
法人番号4 4601 0500 0498