7月は猛暑日が記録され、8月半ばとなっても湿度の高い日が続いています。
外来受診される患者さんには暑さ対策や水分摂取についてお聞きする事が多い日々です。
お仕事の環境上、気温の高い中での勤務の方もいらっしゃいます。くれぐれもお体をご自愛ください。


写真提供:夏野伸一さん(豊頃町)

十勝の夏の風物詩 麦稈ロール
撮影kimura

十勝であっても気温も湿度も高いこの季節、熱中症にかかりやすい気候です。
知っておきたい熱中症についてお知らせします。

熱中症とは?

体温の上昇と調整機能のバランスが崩れ、どんどん身体に熱が溜まってしまう状態です。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

厚生労働省ホームページ 熱中症予防のための情報・資料サイトより引用

熱中症を引き起こしやすい環境や状態は?

  1. 気温が高い、湿度が高い、風が弱いなど
  2. 高齢者や乳幼児、糖尿病や精神疾患、低栄養状態、二日酔いや寝不足
  3. 激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じたり、暑い環境に体が十分に対応できない状況、
  4. 水分補給ができない状況

環境省ホームページ熱中症対策関連情報より引用

熱中症防止のための対策の一つとして栄養と水分補給があります。
水分をこまめに飲む事と食事も規則正しくとることは暑い夏を元気にのりこえるためにも大切なのです。

夏野菜でおいしく栄養補給、水分補給
ラタトゥイユ(野菜のトマト煮込み)

材料(約4人分)
なす 2本
ズッキーニ 1本
玉ねぎ 小1個
パプリカ 1個
セロリ 適宜
その他の野菜(あるもので)
ニンニク 1片
オリーブオイル 大さじ1程度
ローリエ(あれば) 1枚
トマト(皮を湯むき)
(又はトマト缶
中2個
1缶)
適宜
洋風だし(顆粒) 小さじ1
塩・こしょう 少々
作り方
  1. なす、ズッキーニは半月切り、玉ねぎ・パプリカ・セロリは角切りにする
  2. 鍋にオリーブオイルを熱しみじん切りのにんにくを軽く炒めて野菜を炒める
  3. 皮を湯むきしたトマト角切り又はトマト缶、洋風だし、ローリエを加えて蓋をして材料が柔らかくなるまで弱火で煮込む(必要に応じて水を加える)
  4. 塩、こしょうで味を調整して出来上がり。
栄養価(1人分およそ)
エネルギー 110kcal
たんぱく質 2.7g
炭水化物 14.0g(うち食物繊維 4.2g)
塩分 約2.2g
カリウム 690㎎

※肉や魚等、たんぱく質の含まれる主菜と組み合わせてどうぞ。
※冷蔵庫にある残り野菜でも作ることができます。
※パスタにも利用できますし少しだけ生ハムなどものせて冷製パスタでも美味しいです。
※トーストにも合いますし、溶けるチーズをのせて焼いてピザ風にも。いろいろお試しください。