院長挨拶

院長挨拶

 帯広第一病院は初期研修医を受け入れる臨床研修指定病院であり、診療科として総合診療科、消化器内科、消化器・一般外科、脳神経外科、麻酔科(ペイン外来)、口腔外科を有しています。他に緩和ケア外来、神経内科外来、循環器外来/禁煙外来、漢方外来、肝外来、整形外科外来なども開設しています。

 現時点で診療の柱は三つあり、救急・在宅・消化器がん高度医療となっています。

 まず、救急ですが、以前より注力してきた診療領域です。総合病院ではないため、市内の他医療機関にご協力をいただくことも多いですが、帯広市の二次救急当番病院として、救急患者の初期対応を行うことは、当院の使命であると考えています。地域に貢献できる当院の一つ目の重要な診療の柱となっています。

 二つ目の柱である在宅医療は平成24年開設の『在宅ケアセンター』を拠点としています。総合診療医による訪問診療、訪問看護「たなごころ」、訪問リハビリによるチームで、在宅ケアの24時間対応、さらに看取りにも対応しています。在宅医療は特に高齢者の診療において重要ですが、高齢者が、急性期の治療の後に、スムーズに自宅・施設などにもどれるようにすることを目的として、平成29年4月に地域包括ケア病棟を開設しました。在宅医療につながるように入院でも急性期から回復期と一連の医療を提供しています。

 三つ目の柱は消化器分野のがん診療で、内科・外科ともに専門性の高い最先端の医療を目指しています。『消化器内視鏡センター』での検査件数は年間約9000件に及んでいます。早期大腸癌に対するESD(内視鏡による広範囲癌切除)などの内視鏡治療も積極的に行っています。消化器外科分野では悪性疾患にも積極的に腹腔鏡下手術を取り入れており、大腸切除術の約70%に及びます。ここ数年、外科全手術件数も毎年500例を越えています。 

以上、三つの柱に加えて当院の四つ目の柱になると期待する緩和ケア病棟を平成30年2月に開設しました。緩和ケア病棟は終末期を迎えるがん患者さんが穏やかに過ごすための病棟で、道東初、道内で22番目の施設となります。消化器がん患者に対して診断から治療、終末期医療まで、当院で一貫して診療したい、というのが、緩和ケア病棟開設のきっかけではありましたが、消化器以外のがん患者さんも他院からの紹介を受けて診療しております。皆様のご期待にそえるように運営していきたいと思います。

 良い医療のために、良い職場環境も整えています。幅広い職種のスタッフに、多くの研修参加や学会発表の機会を与えています。初期研修医、後期研修医には、見学やカンファランスに終わらない、実技を重んじた先端的な研修プログラムを提供しています。キャリアアップのために充実した奨学金制度を用意しており、皮膚排泄ケア、がん化学療法、緩和ケアの認定看護師を育成しました。子育て世代には仕事と育児の両立が図れるよう、24時間体制の院内託児所、短時間正職員制度を用意し、優れた人材を集める努力をしています。職員が高いモチベーションを持ち続けることによって、質の高い思いやりのある医療サービスを提供し、当院の理念に掲げた、地域に信頼される病院を目指しております。

掲載日:平成30年5月12日
帯広第一病院
院長 山並 秀章

PAGETOP
Copyright 公益財団法人 北海道医療団 All Rights Reserved.
法人番号4 4601 0500 0498